肥料を入れてみた結果。
2018年1月8日の記事で、肥料を埋めたことをご報告しました。
およそ10日経過したのでその結果です。
・ロタラの萎縮が軽減した。
萎縮して出る芽が完全になくなったわけではありませんが、まともな新芽が出る率が増えたようです。
ヘロヘロのヒョロヒョロですが。
セイロンロタラです。
まだやや萎縮気味ですが、インレーロタラ。
こちらもヒョロヒョロですが、ロトンジフォリア。
いずれも大きなしっかりした葉を持つ芽が出るようになってきました。
・水草にコケがつかなくなった。
ロベリア・カージナリスは緑藻が付いていました。
コケていない先端を差し戻しましたが、その後あまり付いていません。
ブリクサ・ショートリーフも毛のようなコケが付いていましたが、改善しました。
白化・赤化も収まり、緑色になってきました。
・その他に水草の様子。
パールグラスが元気になりました。
何かのスイッチが入ったようで、急に伸び始めました。
根元に底床肥料は埋めていないので、液肥が効いたものと思われます。
クリプトコリネが進撃中です。
いろんなところから出ていた芽が急激に伸び始めました。
ハイグロフィラ・ポリスペルマの色が鮮やかになり、伸び始めました。
成長遅めの管理ができていたので伸びたのは微妙な結果ですが、元気になりました。
肥料と無関係ですが、ベトナムゴマノハグサはかじられまくりです…。
・ガラス面にコケがつきにくくなった。
水草の調子が悪い時は3〜4日でコケがうっすら付いていました。
現在は二週間でうっすら、という感じです。
植栽面積が広い水草はまだ効果にムラがあるようなので、もう少し底床肥料を埋めてみる予定です。
また、窒素系の液肥は少し量を控えて様子を見ることにします。
まだ経過観察中ですが、窒素(を含む様々な栄養素)があまりに不足していたために水草の調子が良くなかった原因のようです。
難しいですね…。
参加してみました。
ベトナムゴマノハグサを移植。
36cm水槽のベトナムゴマノハグサがほどほどに伸びたので、第一回目のトリミングをしました。
適当に切りましたが、これでいいのかな…。
トリミングで出た先端部を120cm水槽に移植しました。
移植にあたっては120cm水槽右側に密生していたパールグラスを撤去しています。
手前のショートヘアーグラスは、12月下旬に購入してあったトロピカ社の組織培養(1-2-Grow)です。冷暗所に置いてあったせいか、まだ枯れていませんでした。
ベトナムゴマノハグサは、切った際に良い匂いというか香りがしました。
パールグラスも瑞々しい草の匂いで好きです。
ポゴステモン・デカネンシスの匂いは苦手です…。
パールグラスで隠れていて見えなかったのですが、クリプトコリネから新しい株(芽?)が4つほど出てきていました。
いったん引き抜いてきちんと株分けするか、このまま放置か…。
たぶんしばらく放置します。
全景です。
右側がすっきりし、隠れていたごちゃごちゃの器具や配線が見えるようになってしまいました。
先日、ハサミ(プロシザース・ウェーブ、写真中央)を新たに購入しました。
やってることは初心者全開なのですが、一端に道具だけは増えてきました。
参加してみました。
肥料を入れてみる。
ロタラ類の頂芽萎縮が続いていることは、先日来記事にしてきました。
すべての株が萎縮しているかというとそうではなく、一部の株のみです。
また、萎縮した脇から新芽が出、そちらは萎縮したりしなかったり…。
カリウム分過剰を疑い、すべての液肥を中止したり、水換え量を増やしたりしましたが解決に至っていません。
いろいろネットで調べてみたところ、窒素分の不足ではないかと考えるようになってきました。
1.底床の種類
最近の流れに逆らって大磯砂です。
写真は立ち上げの頃です。
基本的に窒素分は追加不要、というのはソイル前提か、砂礫系でも水草の量が少ない場合の模様です。
ソイルであっても養分切れの場合には窒素分の追加が必要なようです。
大磯砂は養分をまったく含まない底床ですので、肥料を与えなければ餌や糞からの供給に限定されます。
2.生体と水草のバランス
120cm水槽はロタラ類をはじめ、ブリクサショートリーフ・ウォーターウィステリア・ハイグロフィラポリスペルマ・エキノドルスグリセバキーなど、いわゆる「肥料食い」と言われる水草が多量に植えてあります。
生体は小型魚ばかりですが、おそらく70匹ほどいます。エビを含めるともっといます。
しかし、餌や糞から供給される窒素分は植えてある水草に対して不足なのかもしれません。
3.ザクザクした
底床の汚れを疑い、「プロホースでザクザク」しました。
実際汚れており、ザクザクしたことは問題なかったと思うのですが、その後肥料を与えていませんでした。
4.窒素系の液肥添加でコケが出なくなった
ADA社のグリーンブライティ・ニトロを添加していたときはガラス面のコケがほとんど出ませんでした。
添加をやめてからは一週間経たずにうっすらとコケがつくようになりました。
水草に付着するコケも同様です。
・KHは2°dH、GHは6°dH、CO2添加時のpHは6.4で、極端な水質というわけではなさそう。
・黒髭コケは存在するのでリン酸不足は考え難い。
・充分な光とCO2はあり、水換えや添加によってCa、Mg、K等はあるが、それらを充分に活用できるほどのNがないのでは?
・ロタラの一部が萎縮したりしなかったり、というのは即効性のある液肥による可能性があるのでは?
そこで、窒素分を含む(と思われる)肥料を埋めました。
・フローラカプセル(ペンギンビレッジ社製)
いつも行っている、ペンギンビレッジさんのオリジナル肥料です。
窒素分を含む、とはどこにも書いてはいないのですが、同社製の「エコーベーター」という液体の添加剤が微量元素主体で、カプセル(メイン肥料)と併用であることから窒素分が含まれていると判断しました。
効き始めは10日ほどから、持続期間は1〜2ヶ月程度だそうです。
・アクアフローラ/おこし
アクアフローラと神畑OKOSHIは似て非なるもののようですがどちらも窒素分を含みます。
一粒がやや大きいのと、少量ずつ試したいので、砕いて小さくして使用します。
持続期間は3〜5ヶ月程度のようです。
・オリジナル固形栄養素(増岡ファーム製)
本来は立ち上げ時に元肥として底床中に撒くものです。
増岡さんに教えていただいた小ワザ(市販のカプセルに入れる)で、追肥用にしました。
持続期間は10〜11ヶ月のようです。
これらを適当にばら撒いてみました。
ロタラ類はすでに一部で萎縮が始まっているため、即効性を期待してグリーンブライティ・ニトロをスポイトで底床内に注射しました。
本来なら成功したところで記事にすべきなのでしょうが、備忘も含めて…です。
その後の追い記事がなければ、察していただきたいと思います。
参加してみました。