NASを構築する。
NASを構築、といっても大したことはしておらず、いくつかのコネクタを差し込んだだけです…。
NASとは?
Network Attached Storage、ネットワークに接続された保管場所です。
会社にお勤めの方は「共有フォルダ」「共有サーバ」など聞いたことがあるのではないでしょうか。あのイメージのものを家庭内に作ります。
メリットは?
重要なファイルのバックアップや、ファイルの共有などができるようになります。
複数台のPCやタブレット、スマートフォンを持っている場合など、どの端末からもアクセス可能です(家庭内のネットワークに接続していることが前提)。
デメリットは?
導入コストがそれなりにかかることです。
今回はNAS本体にSynology社製「DS218J」を、内部にセットするハードディスクにWesternDegital社製「WD Red」シリーズの6TBを二台使用しています。
それぞれが約¥20,000ほどですので、合計¥60,000ほどかかります。
きっかけは?
<子供部屋に電波が届かない>
子供が小学3年生となり、子供部屋を用意することにしました。ところが、2階の北西にあるWi-Fiルータの電波が1階の南東にある子供部屋までほとんど到達していませんでした。そこでメッシュWi-Fi化することとし、後述の「Time Capsule」の代替とすることにしました。
<Macのバックアップ先として>
これまでMacはApple社製の「Time Capsule」(バックアップ用ハードディスク内蔵のWi-Fiルータ)を使用して定期的にフルバックアップしていました。「Time Capsule」は非常に便利で、「Time Machine」というバックアップ機能を使用して自動的にシステムイメージを取ることができます。しかし2018年頃に生産終了となり、代替を考える必要が出てきました。
<Windowsのバックアップ先として>
Macは上記の通りですが、Windows機に関してはバックアップが取れていませんでした。「Time Capsule」のハードディスクは公式には「Time Machine」専用で、NASとしての使用は想定されていない模様のためです。
<端末の数が増えた>
先日、10年ほど前に使用していたLenovo社製の「X200」を復活させ、子供に与えました。OSはWindows Vistaでハードディスクはエラーが出ていたため、SSDに換装してWindows10に載せ換えました(大変でした)。自分用のWindows機とMac、子供用のWindows機、タブレットが3台、スマートフォンが数台とネットワークを構築したほうがいろいろ捗りそうなことになってきました。
メッシュWi-Fi化するために関連製品も購入したのですが、ゴールデンウィークということもあっていつ届くかは不明です。ひとまず先着したNAS関連機器を接続することにします。
まずは購入品です。
Synology社製のNAS「DISK STATION DS218J」、Western Degital社製のハードディスク「WD Red 6TB」です。
このほか、写っていませんがCAT7のLANケーブル(50cm)を用意しました。
NAS本体のケースをずらして外し、ベイにハードディスクを取付ます。
このとき、SATAコネクタがしっかり入るようにします。
ハードディスクは付属ネジ4本/台で止め、外したケースも2本のネジで止めます。
次にWi-FiルータとLANケーブルで接続します。
これで物理的な作業はおしまいです。
あとは説明書などに沿って、スマートフォンアプリかWEBブラウザでNASの設定をします。
バックアップのストレージも兼ねているので、RAID1としました。
なお、現時点ではTime Machineの保存先としてはTime Capsuleのままとしています。
水草ではないですが…。